
画像: 映画ちいかわ公式サイト/©ナガノ / 2026「映画ちいかわ」製作委員会
ちいかわは海外でも人気?映画「人魚の島のひみつ」の公開国と海外メディアの反応まとめ
2024年3月、中国で開かれた初の公式ポップアップストアには、入店を待つ列が一時およそ7,000人。映画『人魚の島のひみつ』もアジアの6つの国・地域で公開ずみで、韓国は2026年9月30日からです。公開日、海外の公式ショップ、各地のメディアの評、そしてまだ確認できていないことを、出典つきでまとめました。
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日付
通年
時期を問わず読める海外展開のまとめ
場所
台湾・香港・マカオ・シンガポール・マレーシア・インドネシア・韓国
出典
映画ちいかわ公式サイト
映画はどこで公開された?公開国と日付
結論から書くと、日本のほかにアジアの6つの国・地域ですでに公開されていて、韓国が2026年9月30日から加わります。
- 日本
- 2026年7月24日(金)公開。配給は東宝。
- 台湾
- 2026年7月31日公開。中国語吹替版は8月7日から、9月18日には4DX版も。タイトルは『劇場版 吉伊卡哇 人魚島的秘密』。
- 香港・マカオ
- 2026年8月6日公開。日本語版と広東語吹替版が同じ日に始まりました。タイトルは『劇場版 CHIIKAWA 人魚島的秘密』。
- シンガポール・マレーシア
- 2026年8月20日公開。英題の Chiikawa the Movie: The Secret of the Mermaid Island で案内されています。
- インドネシア
- 2026年8月28日公開。配給はCBI Pictures。
- 韓国
- 2026年9月30日公開。輸入は大元メディア、配給はCJ ENM、上映時間98分。タイトルは『극장판 치이카와: 인어 섬의 비밀』。
配給は、台湾・香港・マカオ・シンガポール・マレーシアが羚邦(Medialink)で、インドネシアだけCBI Picturesと別の会社です。
アメリカ・カナダ・ヨーロッパでの劇場公開は、2026年9月21日時点で発表を確認できていません。中国本土での劇場公開も同じです。
ここで確認しているのは公開日までです。いまも上映が続いているかどうかまでは確かめられないので、これから観に行く方は現地の映画館のサイトでご確認ください。
出典: 映画ちいかわ公式サイト、HK01(香港 8月6日・タイトルと日本語版/広東語版)、4Gamers(台湾 4DX版 9月18日)、GSC Cinemas 公式(マレーシア 8月20日)、Anime News Network(インドネシア 8月28日・CBI Pictures)、CINE21(韓国 9月30日・配給CJ ENM)
海外の公式ショップ——上海・台北・香港に常設店があります
グッズのほうは、映画より早く海外へ出ていました。まとまった動きの始まりは2024年3月29日、中国の生活雑貨チェーンMINISO(名創優品)とのコラボで、上海・静安大悦城に1号店が開きました。中国で初の公式ポップアップにあたる店で、売上と行列の規模は次のセクションにまとめています。
その後、常設の公式ショップが3か所に生まれています。
- 上海
- ちいかわ上海旗艦店。2025年9月27日オープン、上海市の中心部。日本経済新聞によると運営はアリババ傘下のIP企業・阿里魚で、初日は店の外に長い列。上海名物のカニとちいかわを組み合わせた限定ぬいぐるみが出たと報じられています。
- 台北
- CHIIKAWA SHOP in TAIPEI。2025年12月27日オープン、台北市中山區長安西路19號。台湾初の常設店で、垂れ耳のマスコットなど台湾限定のグッズが用意されました。
- 香港
- CHIIKAWA SHOP in HONG KONG。2026年4月18日オープン、旺角のMOKO新世紀廣場。HK01によると2フロア同時で合計4,000平方フィート超の規模。赤・白・青のバッグや、茶餐廳(香港式の喫茶食堂)をモチーフにした限定グッズが登場しました。
スマホアプリ『ちいかわぽけっと』も2025年3月27日から世界43か国・地域で配信されていて、2026年5月22日から6月30日には台北の公式ショップ2階でPOP UP STOREが開かれています。
ここに書いたのはオープン日と、2026年9月21日までに報じられていた内容です。営業時間・入場方法・いま何が買えるかは変わるので、旅行の計画に使うときは各ショップの公式の案内でご確認ください。
出典: 日本経済新聞(上海の専門店)、東洋経済オンライン(MINISOコラボの1号店)、HK01(香港の常設店 2026年4月18日)、台北ナビ(台北の常設店 2025年12月27日)、サイバーエージェント公式(ちいかわぽけっと 台北POP UP)
数字と出来事で見る、海外での広がり
ここからは、出典まで確かめられた数字だけを並べます。どれも「いつ時点・どこ調べ」を添えました。
- 映画の香港での興行:累計 約322万米ドル、オープニング週末 約99万米ドル(Box Office Mojo、2026年9月21日に表示を確認)。香港ドルではなく米ドルに換算した集計です。
- 映画の台湾での興行:公開初週で4,000万台湾ドルを超えたと現地メディアが報じています。累計は一次の出典まで当たれなかったので載せていません。
- 上海のポップアップの売上:前のセクションに書いた2024年3月29日からの3日間で約800万元。nippon.comの英語版では100万米ドル超、東洋経済オンラインは約1億6,752万円と換算しています。
- 同じポップアップの行列:入店を待つ列は一時およそ7,000人にふくらみ、公安警察から待機列をつくらないよう指示が出るほどだったとのことです(nippon.com、2025年4月28日)。
- 中国でのIP売上:2024年に売れた知的財産(IP)のトップ10入り。MINISOの「Super IP Award 2024」で、ハリー・ポッターやディズニーのキャラクターと並んで表彰されました。
- 米国でのポップアップ:ニューヨークとラスベガスでも開かれ、大盛況だったと書かれています。
日本円の目安を添えたのは、出典が換算を示している上海のポップアップだけです。ほかは根拠になるレートがないので換算していません。数字は発表のたびに動くので、ここに挙げたものはそれぞれ添えた時点のものとしてお読みください。
出典: Box Office Mojo(香港の興行成績)、Bella.tw(台湾 初週票房4,000万元突破)、nippon.com「今や『世界のちいかわ』に」、東洋経済オンライン(円換算)
海外ではどう受け止められている?「かわいいのに暗い」で一致
各地の記事を読み比べて驚くのは、国が違っても評の中身がほとんど同じことです。かわいい見た目で入ってきた読者・観客が、思っていたより重い中身に面食らう——その落差を、どの媒体も作品の魅力として紹介しています。
なぜ人気なのかについて、nippon.comの記事は3つの角度から説明しています。
- 世界観が分かりやすいこと
- SNSで毎日短い話が届くこと
- 中国では並行輸入品といっしょに海賊版グッズが多く出回るなかで、権利元が現地の大手と組んで正規品を届けたこと
かわいさだけでなく、届け方の工夫も挙げられています。
以下は各媒体の見出しと要旨で、全文の翻訳ではありません。
- The Japan Times(英字紙、2026年7月31日の映画評):ちいかわは "always darker than it looked" だと見出しに掲げました。本文は有料のため、ここで扱えるのは見出しまでです。
- The Japan Times(2026年8月4日のコラム):ギリシャ神話のオデュッセウスを引き合いに、ちいかわを取り上げたコラムです。
- Bella.tw儂儂(台湾、2026年8月4日):犠牲・復讐・罪悪感といった重いテーマを扱っていて、大人にも考えさせる作品だと評しています。
- HK01(香港):大人向けと言える暗い描写を6つ挙げる記事を出しています。
- Malay Mail(マレーシア、2026年8月21日):かわいらしい包装にくるまれたディストピアの物語だという見出しで紹介しました。本文を確認できなかったため、見出しの範囲です。
作品そのものの受け止め方については、香港のSCMP Young Postが2025年2月2日に取り上げています。臨床心理士のケン・ファン氏は、ちいかわたちが完璧な人生を送っているわけではなく、仕事の大変さや失敗といった身近なつまずきを見せることが、負の感情への抵抗感を下げ、10代の共感につながっていると説明しています。
ここからはちいふぁんの感想です。印象に残ったのは、「暗さ」が欠点としてではなく、驚きと魅力として紹介されていたことでした。かわいい見た目で油断させておいて、ちゃんと痛いところを突いてくる。その構造そのものが、言葉や文化を越えて伝わっているのだと思います。
出典: nippon.com「今や『世界のちいかわ』に」、The Japan Times(映画評 2026年7月31日)、The Japan Times(コラム 2026年8月4日)、Bella.tw儂儂(台湾の映画紹介)、HK01(映画の暗い描写をまとめた記事)、Malay Mail(マレーシアの映画紹介)、SCMP Young Post(香港の若者への広がり)
海外では何と呼ばれている?英語・中国語・韓国語の表記

中国語圏では音を漢字に当てた表記を使い、映画のタイトルは地域によって違います。
- 英語
- 作品名もキャラクター名も日本語の読みのまま Chiikawa。映画の英題は、フジテレビの海外向け作品ページで CHIIKAWA THE MOVIE: THE SECRET OF THE MERMAID ISLAND と案内されています。
- 中国語(台湾)
- 吉伊卡哇。読みは日本語の「ちいかわ」に近い音です。映画は『劇場版 吉伊卡哇 人魚島的秘密』。
- 中国語(香港・マカオ)
- 映画のタイトルは『劇場版 CHIIKAWA 人魚島的秘密』。
- 韓国語
- 치이카와。映画は『극장판 치이카와: 인어 섬의 비밀』で、「극장판」は劇場版、「인어 섬의 비밀」は人魚の島のひみつにあたります。
海外の記事や通販サイトを探すときは、この表記で検索すると当たりやすくなります。とくに台湾で使われる「吉伊卡哇」は、日本語で検索しても出てこない現地の情報に届く入り口になる、とちいふぁんは感じています。
出典: フジテレビ 海外向け作品ページ(英題)、開眼電影網(台湾のタイトル)、HK01(香港のタイトル)、CINE21(韓国のタイトル)
海外でアニメを見る方法と、まだ確認できていないこと
海外からアニメを見る手段も、少しずつ増えています。アニメ「ちいかわ」は2022年7月にSentai Filmworksがライセンスを取得し、動画配信サービスのHIDIVEで英語字幕つきで配信されています。2026年8月には、米国のAmasian TVが20話を日本語音声・英語字幕で無料配信すると発表しました。
一方で、2026年9月21日時点で発表を確認できていないことも残っています。
- アメリカ・カナダ・ヨーロッパでの映画の劇場公開
- 中国本土での映画の劇場公開
- 映画の英語吹替版
- 映画の配信
- 単行本の英語版の刊行
どれも「公開されない」と決まったわけではなく、「発表が見つからない」という状態です。海外の通販で見かける英語表記の商品は日本語版そのものであることが多いので、購入前に言語の表示を確かめてください。
ちいふぁんとしては、アジアでの公開が一巡したあとに英語圏の話が出てくるかどうかを見ています。動きがあれば、この記事に書き足します。
出典: Anime News Network(Sentai Filmworks のライセンス)、Anime News Network(Amasian TV の無料配信)

一言コメント
海外の記事をひととおり読んでいちばん面白かったのは、どの国でも入り口が「かわいい」で、出口が「思ったより暗い」で一致していたことでした。ちいかわを人にすすめるとき、日本でもだいたい同じ順番になりますよね。海外限定グッズは現地の名物モチーフが多いので、旅行に行く人は上海のカニ、香港の茶餐廳、台北の垂れ耳あたりを覚えておくと探しやすいと思います。
確認したいポイント
映画の海外公開日: 台湾 2026年7月31日(中国語吹替版は8月7日)、香港・マカオ 8月6日、シンガポール・マレーシア 8月20日、インドネシア 8月28日、韓国 9月30日。
配給は、台湾・香港・マカオ・シンガポール・マレーシアが羚邦(Medialink)、インドネシアがCBI Pictures、韓国は輸入が大元メディアで配給がCJ ENM。
アメリカ・カナダ・ヨーロッパと中国本土での劇場公開は、2026年9月21日時点で発表を確認できていません。
海外の常設公式ショップは、上海旗艦店(2025年9月27日)、CHIIKAWA SHOP in TAIPEI(2025年12月27日)、CHIIKAWA SHOP in HONG KONG(2026年4月18日)の3か所。
アニメはHIDIVEで英語字幕つき配信。2026年8月から米国のAmasian TVでも20話が無料配信されています。
表記は英語 Chiikawa、中国語 吉伊卡哇、韓国語 치이카와。映画のタイトルは台湾と香港で異なります。
国内の賞ですが、2026年6月17日にライセンシングジャパンで「日本キャラクター大賞2026」のグランプリを受賞し、3年連続は同賞で初めてとして殿堂入りが決まりました。
メモ
- 公開日・配給は、現地の映画館情報・報道・映画データベースで確認できたものだけを載せています。いまも上映が続いているかどうかは確かめられないため、上映状況は現地の映画館でご確認ください
- 香港の興行成績はBox Office Mojoの2026年9月21日時点の表示(米ドル換算)で、集計の締め日は明記されていません。台湾の累計は一次の出典を確認できなかったため載せていません
- アメリカ・欧州・中国本土での劇場公開、映画の英語吹替版、映画の配信、単行本の英語版は、2026年9月21日時点で発表を確認できていません
- ベトナムでの公開日とする情報がありますが、出典を確認できなかったため載せていません
- 日本円の換算は、出典が換算を示している上海のポップアップの数字だけに添えています
- 海外メディアの評は見出しと要旨をまとめたもので、全文の翻訳ではありません。The Japan Timesの評とMalay Mailの紹介は本文を確認できなかったため、見出しの範囲で扱っています
- 人気の理由のうち、公開日・売上・受賞などの事実以外は、各媒体の説明とちいふぁんの受け取り方です。SNSの個別の投稿は集めていません
- 海外のショップの情報はオープン日と報じられた内容です。営業時間や在庫は各ショップの公式の案内でご確認ください
- 本文では漫画のコマやせりふの転載は行っていません。画像は映画公式サイトの公開画像です