
画像: アニメ「ちいかわ」公式サイト/©ナガノ/ちいかわ製作委員会
ちいかわ「でかつよ」の正体は?たてがみ・でかつよ族・モモンガとの関係
公開
「でかつよ」が何者なのかは、2026年9月時点で説明が出ていません。それでも名前そのものは、アニメの話数の題名と、ちいかわマーケットの「キャラクターから探す」の一覧に、はっきり使われています。名前はあるのに中身が語られていない ── これが「でかつよ」のいちばんの特徴です。この記事では、たてがみのある姿、「でかつよ族」という言い方、モモンガとの関係という3つの疑問について、作品やお店の側で確かめられることと、ファンの間の読み方を分けて並べます。「あのこ」の側から読みたい人向けの記事は、別に用意しています。
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時期を問わず読める原作ガイド
場所
X(旧Twitter)・アニメ
出典
アニメ「ちいかわ」公式サイト
「でかつよ」は、どのお話に出てくる?
「でかつよ」は、ちいかわたちよりずっと体の大きな相手を指す呼び名です。アニメ第331話の場面写真では、黄色いふさふさした毛(読者の間では「たてがみ」と呼ばれています)と二本の角、細い黒い手足という姿で描かれています。「でかくて、つよい」をそのまま縮めたような名前ですが、この呼び名の由来にあたるものは、アニメのサイトやお店の側では確かめられませんでした。
アニメの話数の一覧を最初から見ていくと、題名に「でかつよ」が入っているのは、いまのところ2回だけです。どちらも「あのこ」と二人で過ごす回で、続きものの前編と後編にあたります。
アニメで名前が題名に出てくるのは、この2回です。
- 第330話「あのことでかつよ①」 ── 2026年3月31日(火)放送
- 第331話「あのことでかつよ②」 ── 2026年4月3日(金)放送
フジテレビ「めざましmedia」の各話の案内を見ると、第330話は、でかつよが、灰色の子たちを追い返している「あのこ」に話しかける回として紹介されています。第331話は、二人がそろって虫から逃げて仲よしに、という見出しで紹介されています。
原作は、ナガノさんが X に描いている漫画です。その投稿では、この二人の時間は2022年11月2日から12月12日にかけての7回ぶんに描かれ、そのあと2026年1月29日と30日に2回ぶんが加わりました。ちいふぁんのまとめ読みでは、この9回ぶんを最初から順番に読めます。
ここから先は、この二人のお話の中身に触れます。結末の核心は書きません。
出典: アニメ「ちいかわ」公式サイト おはなし、めざましmedia 第330話「あのことでかつよ①」、めざましmedia 第331話「あのことでかつよ②」、ちいふぁん まとめ読み「あのこ」
名前は使われている。でも、説明はない
「でかつよ」がおもしろいのは、名前がきちんと使われているのに、その名前が何を指すのかは、どこにも書かれていないところです。とくにはっきりしているのが、グッズの側の扱いです。
ちいかわマーケット 公式グッズショップには「キャラクターから探す」という一覧があり、ちいかわ・ハチワレ・うさぎ・モモンガといった顔ぶれと並んで、「あのこ」と「でかつよ」の枠が用意されています。2026年9月23日に見たときは、でかつよの枠に113商品が入っていました。ちいかわパークのぬいぐるみカチューシャやフィギュアキーホルダー、あのこと名前が並ぶパーカーやメモなど、名前をそのまま商品名に入れた品もあります。
つまり、売る側は「でかつよ」を、名前のついた一つの枠として扱っている。ただし同じ一覧には「鎧さん」や「キメラ」のような、一人を指すとはかぎらない枠も並んでいます。枠があること自体は、一人なのか種類なのかの答えにはなりません。そして、どんな生きものなのかを説明した文章は、いまのところ見あたりません。
確かめられることを並べると、こうなります。
- 名前
- アニメ第330話・第331話の題名に使われています。ちいかわマーケットの「キャラクターから探す」にも枠があります。
- グッズの数
- ちいかわマーケットのでかつよの一覧は、2026年9月23日時点で113商品でした。あのこの一覧とは別に分かれています。
- 姿
- アニメのサイトの場面写真で確かめられます。第331話では、黄色いたてがみと二本の角、細い黒い手足、口いっぱいの歯が描かれています。
- あのこと過ごす回
- 第330話は話しかけるところから、第331話は虫から一緒に逃げるところが、めざましmediaの案内で紹介されています。
- モモンガとの接点
- アニメ第27話「泳ごう/返せ」は、でかつよが「返せッ」と叫びながらモモンガを追いかける回です。題名は話数の一覧で、回の中身はPASH! PLUSの記事で確かめられます。ただし、何を返せと言っていたのかは語られていません。
- キャラクター紹介での扱い
- アニメのキャラクター紹介ページは12の枠で、ちいかわ・ハチワレ・うさぎ・モモンガ・くりまんじゅう・ラッコ・シーサー・古本屋・鎧さん3人・パジャマパーティーズです。「でかつよ」は入っていません。
- 声
- キャラクター紹介ページに枠がないため、そこにCVの表記はありません。この記事では、その表記で確かめられる範囲だけを書いています。
出典: ちいかわマーケット 公式グッズショップ「でかつよ」、アニメ「ちいかわ」公式サイト キャラクター紹介、アニメ「ちいかわ」公式サイト おはなし、PASH! PLUS 第27話「泳ごう/返せ」
明かされていないこと
ネット上には「でかつよ」についての説明がたくさん並んでいますが、そのほとんどは、作品やアニメのサイトが言ったことではありません。2026年9月時点で、まだ語られていないことを並べます。
次のことは、どれも明かされていません。
- でかつよが何者なのか。種類なのか、一人の名前なのかも決まっていません。
- どうやって、いまの姿になったのか。生まれつきなのか、途中で変わったのか。
- 何人いるのか。同じ姿の相手が複数出てくることをどう数えるのかも決まっていません。
- たてがみのある姿が、ほかのでかつよと何がちがうのか。
- 「あのこ」との関係が、何と呼ばれるものなのか。
- モモンガとの関係。追いかける場面は作品の中にありますが、二人が以前どういう間柄だったのかを説明した文章は見つかりませんでした。
- 「でかつよ族」という言い方。この語を使った案内は見あたりません。
- 単行本の何巻に入るのか。刊行元の作品紹介では確認できませんでした。
ひとつ付け加えると、アニメのキャラクター紹介に枠がないことと、グッズの一覧に枠があることは、食いちがっているようで、じつは同じことを示しています。顔は知られているのに、説明する言葉がまだ用意されていない、ということです。
「たてがみ」と「でかつよ族」は、作品の中の言葉?

ここからは、読者の間で使われている言い方を見ていきます。検索してたどり着く言葉の多くは、ファンの間で広まった呼び分けで、作品やアニメのサイトが使ったものではありません。
まず「たてがみのあるでかつよ」。これは、あのこと一緒に過ごす回に出てくる姿を指して、読者が使っている言い方です。第331話の場面写真を見ると、黄色いふさふさした毛と二本の角、細い黒い手足という姿が確かめられます。ただし、それがほかのでかつよと何がちがうのかは語られていません。
つぎに「でかつよ族」。大きくて強い姿の相手をひとまとめにするために、読者が使っている総称です。便利な言い方ですが、誰をそこに入れるかは人によってちがい、線引きのしかたも決まっていません。
ファンの間では、こんな読み方が並んでいます。どれも読者の受け取り方です。
- たてがみは、その子だけの特徴だという読み方。題名に名前が出る2回で描かれている姿なので、特別な一人として受け取る人がいます。ちがいが説明されたことはありません。
- たてがみは、育ったしるしだという読み方。体の大きさや年月と結びつけて受け取る人もいます。年月について語られた場面は見つかりませんでした。
- 「でかつよ」は種類の名前だ、という読み方。同じような姿の相手が何度も出てくることを、その根拠に挙げる人がいます。
- 「でかつよ」は一人の名前だ、という読み方。題名が「あのことでかつよ」と、二人の名前を並べる形になっていることを挙げる人がいます。題名の付け方に、どちらの意味があるかは書かれていません。
どちらの読み方にも、それらしい手がかりがあります。そして、どちらにも決め手がありません。決まっていない、ということ自体が、いまのところの答えです。
モモンガとの関係 ──「体を借りている」という読み方
「でかつよ」を調べていて、いちばんよく行きあたるのが、モモンガと結びつける読み方です。大きくて強い姿だったものが、いまはかわいらしいモモンガの体に入っている ── 体を借りている、入れ替わっている、といった言い方で語られます。はじめにお断りしておくと、この結びつきを説明した文章は、どこにも出ていません。
ただし、作品の中に接点がないわけではありません。アニメ第27話「泳ごう/返せ」は、でかつよが「返せッ」と叫びながらモモンガを追いかける回です。話数の題名はアニメのサイトの一覧に、回の中身はPASH! PLUSの記事にあります。語られていないのは、何を返せと言っていたのか、二人が以前どういう間柄だったのか、という中身のほうです。
アニメのキャラクター紹介にあるモモンガの説明は、「常にかわいこぶっている」「色んなことをおねだりする」の2行だけです。でかつよには触れていません。ちいかわマーケットの「キャラクターから探す」でも、モモンガとでかつよは別々の枠に分かれています。
それでも読み方が広がっているのは、こんな理由が挙げられるからです。どれも読者の受け取り方です。
- しぐさや言い方が、モモンガだけ周りから浮いている、という受け取り方。かわいこぶるふるまいを、もとの姿とのちぐはぐさとして読む人がいます。そう読むべきだと言われたことはありません。
- 第27話のように、でかつよがモモンガを追いかける場面があることを、そのまま手がかりに挙げる読み方。追う側と追われる側に、何かのいきさつがあったはずだと考える人がいます。何を返せと言っていたのかは語られていません。
- 姿が変わるということ自体が、この作品ではひとつのパターンだ、という受け取り方。ほかの子にも似たできごとが起きていることを並べて読む人がいます。でかつよにも同じことが起きたとは書かれていません。
- 入れ替わりのような出来事そのものが、この世界では一度きりではないのでは、という見方。仕組みとして説明された場面はありません。
この読み方は、読んでいてとても楽しいものです。ただ、断定の形で紹介されているのを見かけたら、一度立ち止まったほうが安全です。場面はある、けれど答え合わせはされていない ── いまのところ、そこまでが分かっていることです。
出典: アニメ「ちいかわ」公式サイト キャラクター紹介、アニメ「ちいかわ」公式サイト おはなし、PASH! PLUS 第27話「泳ごう/返せ」、ちいかわマーケット 公式グッズショップ「でかつよ」
名前だけがある、という魅力 ── もう一度読むなら
ここからは、ちいふぁんの見方です。「でかつよ」がこれだけ語られ続けている理由は、名前のつけられ方そのものにあると思っています。でかくて、つよい。読み手にはどこまでも見たままの名前として届きます。呼び名だけが先に決まって、中身は空いたまま置いてある。だから読者は、そのすき間を自分で埋めたくなります。
あのこと並んで歩く2回ぶんが、いちばんそれを感じる場面だと思います。言葉がうまく通じていないように見えても、追いかけて、逃げて、じゃれ合う時間が流れる。どちらが何者なのかは分からないまま、それでも二人が楽しそうなことだけは伝わってくる。かわいいのに、どこか分からない。ちいかわという作品のその手ざわりが、このキャラクターにはいちばん素直に出ています。
もう一度読むなら、こんな順番がおすすめです。
- まとめ読みで「あのこ」の章を開き、でかつよが出てくる回だけを追ってみる。話しかけ方や、そばにいる時間の長さが変わっていくのが見えてきます。
- アニメのサイトで、第330話と第331話の場面写真を並べて見る。どちらがあのこで、どちらがでかつよなのかが、はっきり分かります。
- そのうえで、第27話「泳ごう/返せ」の題名をもう一度見る。同じ「でかつよ」でも、出てくる場面によって印象がまるでちがいます。
- 「あのこ」の側からも読みたくなったら、下の関連記事へ。同じお話を、反対側から見た記事です。
読んだあとの受け取り方は、人によってずいぶん変わるところだと思います。下のボタンから、Xで聞かせてください。
一言コメント
確認したいポイント
アニメの話数の題名に「でかつよ」が入っているのは、第330話「あのことでかつよ①」と第331話「あのことでかつよ②」の2回です。
放送日は、第330話が2026年3月31日(火)、第331話が2026年4月3日(金)です。フジテレビ「めざましmedia」の各話の案内で確かめました。
めざましmediaの案内では、第330話ででかつよがあのこに話しかけること、第331話で二人が一緒に虫から逃げて仲よしに、ということが紹介されています。
アニメ第27話「泳ごう/返せ」は、でかつよが「返せッ」と叫びながらモモンガを追いかける回です。題名はアニメのサイトの話数一覧で、回の中身はPASH! PLUSの記事で確かめました。何を返せと言っていたのかは語られていません。
ちいかわマーケット 公式グッズショップの「キャラクターから探す」には「でかつよ」の枠があり、2026年9月23日時点で113商品が入っていました。「あのこ」とは別の枠です。同じ一覧には「キメラ」のように、一人を指すとはかぎらない枠も並んでいます。
商品名に「でかつよ」が入っている品には、ちいかわパークのぬいぐるみカチューシャ、フィギュアキーホルダー、マスコットサイズな着ぐるみ、あのこと名前が並ぶパーカーやメモなどがあります。
アニメのキャラクター紹介ページは12の枠で、「でかつよ」は含まれていません。そのためCVの表記もありません。
アニメのキャラクター紹介にあるモモンガの説明は2行で、でかつよには触れていません。ちいかわマーケットでもモモンガとでかつよは別々の枠です。
原作は、ナガノさんが X に描いている漫画です。その投稿では、あのこと過ごす時間が2022年11月2日〜12月12日の7回ぶんと、2026年1月29日・30日の2回ぶんに描かれています。
「でかつよ」の正体・成り立ち・人数・たてがみの意味・あのこやモモンガとの関係は、2026年9月時点で明かされていません。呼び名の由来にあたるものも、アニメのサイトやお店の側では確かめられませんでした。
「でかつよ族」は読者の間で広まった総称で、これを使った案内は見あたりませんでした。
メモ
- ちいかわマーケットの商品数は2026年9月23日に見たときのもので、増減します
- 「たてがみ」「でかつよ族」は読者の間で広まった言い方で、作品やアニメのサイトが使ったものではありません
- 「でかつよ」の声は、アニメのキャラクター紹介ページに枠がなくCVの表記がないため、この記事では書いていません
- 「あのこ」の側から読む記事(下の関連記事)と、話数やまとめ読みの一部が重なります