
画像: アニメ「ちいかわ」公式サイト/©ナガノ/ちいかわ製作委員会
ちいかわ「草むしり検定5級」とは?落ちた理由と、検定の仕組みで分かっていること
公開
ちいかわが草むしり検定5級に落ちた理由は、作品の中で語られていません。草むしり検定は、ちいかわたちの世界にある「草むしり」という仕事の資格です。ちいかわは5級に三度挑み、二度落ちて、三度目で合格しました。作中に出てきたのは5級・4級・3級・2級で、級がいくつまであるのか、合格の基準がどうなっているのかも説明されていません。この記事では、ナガノさんの投稿とアニメの話数から確かめられることと、確かめられていないことを分け、そのうえでファンの間にある読み方を並べます。
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通年
時期を問わず読める原作ガイド
場所
X(旧Twitter)・アニメ
出典
アニメ「ちいかわ」公式サイト
草むしり検定は、どのお話に出てくる?
ちいかわたちの世界には「草むしり」という仕事があります。その腕前をはかる資格が草むしり検定です。ナガノさんの投稿でこの検定が顔を出すのは2020年8月28日から。ちいかわとハチワレが対策の本を手に入れ、付せんを貼りながら読みはじめるところが、長い話のはじまりになります。
この長編は、一度の試験では終わりません。秋にひとつめの試験日を迎え、年が明けてからもう一度、さらに時間をおいて三度目へと続きます。ちいふぁんのまとめ読みに入っているのは、2020年8月から2023年2月までの28話ぶんです。
ナガノさんの投稿が原作で、アニメではそのできごとが放送日ごとの話数になります。
アニメでは、おもに次の回にあたります。
- 第57話「草むしり検定/古本」 ── 2023年4月18日(火)放送。対策の本を見つける回
- 第58話「勉強中/お昼ごはん」〜第60話「むずかしかった/心配」 ── 勉強、夜食、試験当日
- 第61話「合格発表」 ── 2023年5月2日(火)放送。ひとつめの結果が出る回
- 第62話「同じ気持ちじゃないとき」・第63話「お祝い」 ── 結果のあとの気持ち
- 第107話「勉強会/再試験」 ── 2023年10月10日(火)放送。二度目の試験の回
- 第109話「再試験どうだった?」・第110話「差し入れ」 ── 二度目の結果と、そのあと
- 第345話「試験の夢」 ── 2026年5月22日(金)放送。眠りぎわに夢を見る回
放送日は話数一覧に入っていないため、各回を紹介したPASH! PLUS、フジテレビ「めざましmedia」、TVerのページで1回ずつ確かめました。ここから先は、三度目までの結果に触れます(試験当日の中身は書きません)。
出典: アニメ「ちいかわ」公式サイト おはなし、PASH! PLUS 第57話「草むしり検定/古本」、PASH! PLUS 第61話「合格発表」、TVer 第107話「勉強会/再試験」、めざましmedia 第345話「試験の夢」、ちいふぁん まとめ読み「草むしり検定編」
検定について、作品の中で分かっていること

検定の制度そのものを説明した文章は出ていません。それでも、描かれた場面を並べるとかなりのことが分かります。分かっているのは、だいたい次のところまでです。
- 級があること
- ちいかわとハチワレが受けるのは5級です。お友達のうさぎは早い時期から3級を持っていて、のちに2級に合格した回が更新されました。番号が小さいほうが上、という並び方が読み取れます。
- 級の数
- 5級・4級・3級・2級が作中に出てきています。5級のあとには4級の名前も出ていて、その本を探す場面もあります。いくつまであるのかは、作品の中で語られていません。
- 受験までの流れ
- 対策の本を手に入れ、付せんを貼って読み込み、仕事のあとや夜に勉強し、会場で試験を受け、日をおいて発表を見にいく、という流れです。
- 結果の出かた
- 発表の場で手元の紙を見ることになります。合格した側には検定証が渡ります。
- 受けた回数
- ちいかわは5級に三度挑みました。二度目は2021年2月の更新回、三度目の合格発表は2025年7月1日からの更新回で、7月3日の更新回で合格が分かりました。
級が上がると草むしりの報酬も上がるらしい、と各社の記事は紹介していますが、作中に仕組みの説明はなく、示唆されているところまでです。級があって、上に行くほど条件がよくなりそう、という骨組みまでは描かれています。そのぶん、合格の基準や試験の中身は、読者の側からは見えないままです。
出典: KAI-YOU ちいかわ、草むしり検定5級合格、KAI-YOU うさぎ、草むしり検定2級にしれっと合格、Real Sound 念願の草むしり検定5級合格
ちいかわは、どうして落ちたの?

一度目の発表で受かったのはハチワレで、ちいかわは受かりませんでした。二度目も同じ結果です。この記事でいちばん伝えたいのはここからで、ちいかわが落ちた理由そのものは、作品の中で説明されていません。二度の不合格について、点が足りなかったのか、どこでつまずいたのかは語られないままです。ただ、のちに描かれた「草むしり模試」の回では、ちいかわが解答欄をずらして書いていたことが分かります。本試験の話ではありませんが、つまずき方が画面に出た数少ない場面です。
描かれているのは、理由ではなく、そこまでの日々のほうです。
- 仕事を終えてから机に向かい、眠気と戦いながら本を開いていること
- ハチワレはあとから受けると決めたのに、先に受かったこと
- 発表を待つあいだに、うさぎがすでに上の級を持っていると分かること
- 二度目に向けて、勉強会をしたり、試験の日に付き添ってもらったりしたこと
- 三度目に向かう日々のなかで、試験の夢を見ること
並べてみると、この長編が見せたかったのは合否ではなく、受からない時間の長さのほうだと分かります。理由を書かないことで、「できなかった」ではなく「まだ受かっていない」という状態がそのまま置かれます。読んでいるこちらが理由を探したくなるのも、そこが空いているからです。
明かされていないこと
ネット上には草むしり検定の解説が並んでいますが、そのいくつかは作品の中で確かめられません。2026年9月の時点で、まだ語られていないことを挙げます。
次のことは、どれも明かされていません。
- 級が全部でいくつあるのか。上がいくつまで続くのかは語られていません。
- 誰が検定を行っているのか。試験の場に立ち会う姿は描かれますが、主催や運営についての説明はありません。
- 合格の基準。何点で受かるのか、どんな科目があるのかは示されていません。
- ちいかわが落ちた理由。一度目も二度目も、結果だけが描かれます。
- 級が上がると報酬がいくら変わるのか。金額の説明はありません。
- 受けられる回数や、受けるためのお金がいるのかどうか。
ここを押さえておくと、読み方が変わります。検定は世界の仕組みを説明するために出てきたのではなく、二人の毎日を動かすためにそこにある、という置かれ方だからです。
報酬と労働 ── 検定が見せている世界

この検定がこれだけ語られるのは、かわいい絵のまま、働くことの話がまっすぐ描かれているからだと思います。草むしりで日銭を得て、危ない「討伐」(強い相手と戦う仕事)に出る日もあり、級が上がれば条件もよくなりそうだと示唆される。ここに並ぶ読み方を、どれにも寄らずに挙げます。いずれも読者の受け取り方です。
ファンの間でよく話題になるのは、こんな読み方です。
- 安全な仕事に移るための資格、という読み方。討伐は稼ぎが大きいかわりに危険があり、草むしりはその逆。級を上げることは、危ない仕事から離れる手立てにもなる、という見方です。どちらを選ぶかという説明は、作品の中ではされていません。
- 努力が必ず報われるとは限らない話、という読み方。同じだけ勉強しても、受かる子と受からない子がいる。そこをぼかさないのがこの作品だ、と受け取る人が多いところです。
- うさぎとの対比を楽しむ読み方。勉強の横で上の級の証書が出てくる場面は、二人の苦労を際立たせます。
- 検定を現実の資格試験に重ねる読み方。仕事のあとに机に向かう時間の重さが、読者自身の経験と結びつけられます。
報酬の仕組みは説明されていないので、「この世界はこうなっている」と言い切る紹介は、ちょっと立ち止まって見てほしいです。どの読み方も、ナガノさんが言っていることではなく、読んだ人が受け取ったことです。
それでも机に向かう二人 ── ちいふぁんの見方

ここからは、ちいふぁんの見方です。この長編のいちばんいいところは、落ちたあとも話が終わらないことだと思っています。受からなかった回のあとに来るのは、慰めの場面ではなく、ふつうの昼ごはんと、また付せんを貼る夜です。そのくり返しが何年も続きます。
ハチワレが先に受かったあとの描き方も、この作品らしいところです。うれしい側と、そうでない側が同じ画面にいる時間を、短く切り上げない。祝うことと、気持ちが同じにならないことを、どちらもそのまま置いていきます。三度目の合格が伝わったとき多くの読者がそろって喜んだのは、結果よりも、そこまでの年月を一緒に見てきたからだと思います。
もう一度読むなら
一話ずつ追っていると気づきにくいことが、通して読むと見えてきます。順番のおすすめはこうです。
こんな順番で追うと、流れがつかめます。
- まとめ読みで「草むしり検定編」を最初から通して読む。本を手に入れる回から、三度目に向かう夜までの28話ぶんが並んでいます。
- アニメの第57話から第63話までを続けて見る。ひとつめの結果と、そのあとの二回ぶんまでが、ひと続きになっています。
- そのうえで、この記事の「明かされていないこと」をもう一度見る。分かっていないことが分かると、読み方が変わります。
あなたは、ちいかわが落ちた理由をどう読みましたか。X で #ちいかわ をつけて聞かせてください。
一言コメント
確認したいポイント
ナガノさんの投稿で草むしり検定が出てくるのは2020年8月28日からで、ちいふぁんのまとめ読み「草むしり検定編」には2020年8月28日から2023年2月6日までの28話ぶんが入っています。
ちいかわとハチワレが受けるのは5級です。一度目の発表ではハチワレが合格し、ちいかわは合格しませんでした。
二度目の受験は2021年2月の更新回で、このときもちいかわは合格しませんでした。
ちいかわが5級に合格したのは、三度目の挑戦にあたる2025年7月の更新回です。合格発表の回は7月1日から始まり、7月3日の更新回で合格が分かりました。
うさぎは2020年10月の更新回の時点で3級を持っていて、2025年7月8日の更新回で2級の合格が明かされました。
作中に出てきた級は5級・4級・3級・2級です。級が上がると草むしりの報酬も上がるらしい、と各社の記事は紹介していますが、作中に仕組みの説明はありません。級が全部でいくつあるのか、合格の基準がどうなっているのかも語られていません。
アニメでは第57話「草むしり検定/古本」(2023年4月18日(火)放送)から第63話「お祝い」までが一度目、第107話「勉強会/再試験」(2023年10月10日(火)放送)から第110話「差し入れ」までが二度目にあたります。
第61話「合格発表」は2023年5月2日(火)、第345話「試験の夢」は2026年5月22日(金)に放送されました。
ちいかわが落ちた理由は、2026年9月の時点で作品の中で説明されていません。のちの「草むしり模試」の回で、解答欄をずらして書いていたことが描かれています。
メモ
- この記事では、確かめられる事実と、ファンの間の見方を分けて書いています
- 本文の読み方は、どれも読者の受け取り方です
- ナガノさんの意図を決めつける書き方はしていません
- 各話の放送日は、アニメ公式サイトの話数一覧に入っていないため、PASH! PLUS・フジテレビ「めざましmedia」・TVer の回ごとのページで1回ずつ確かめています(2026年9月時点)
- 級が上がると報酬も上がるらしいことと、受験の回数・時期は、各社の記事で紹介されている内容にもとづいています
- 級が全部でいくつあるのかは確かめられなかったため書いていません
- 漫画のコマやせりふの転載はしていません。画像はアニメのサイトが公開している場面写真です
- 合格の回の中身には触れていません。お話はまとめ読みか単行本でご確認ください